2010年5月1日土曜日

イバラカンザシ

イバラカンザシ(学名:Spirobranchus giganteus)、英名「クリスマスツリー・ワーム」は多毛類(ゴカイ類)の動物。カンザシゴカイ科に属し、イバラカンザシゴカイと呼ばれることもある。

体長は5~7センチメートル、体節数は250ほどである。
頭部に生えている2本の傘のようなものは口前葉から分化して鰓として発達した鰓冠(さいかん)であり、ケヤリムシ目に見られる特徴である。刺激を受けると鰓冠を素早く引っ込めることができる。また、鰓冠の目的は、これで浮遊生物を捕らえて口に運ぶことにもある。
その鰓冠がかんざしのように見え、これがカンザシゴカイ科の特徴である。
鰓冠は呼吸にも使われる。
鰓冠は口の上背面の部分が左右に伸び、そこから前に鰓を発達させたものであるから、普通は上から見るとCの字形に並ぶ。しかしイバラカンザシではその両端がさらに伸びて内側に巻き込むため、左右対称の螺旋になった鰓の列が一対ある、という形になる。
鰓冠の基部からは先端が広がった棒状の構造があり、これは虫体が棲管に引っ込んだときに入り口に蓋をするものなのでこれを殻蓋という。イバラカンザシは、この殻蓋の上の中央にある突起が枝分かれしてイバラのように見えることからその名が付いている。
また、イバラカンザシ属の学名Spirobranchusの名は「螺旋状の鰓」を意味し、鰓冠が螺旋状になっていることから名付けられている。この鰓冠は色彩変異に富んでおり、赤、青、黄、緑などの個体がいる。

2色以上の体色を持つものが7割であり、茶が最も多く3割の個体が有している。次いで黄、紫、橙、白、赤が多い。

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